米ＨＰの第2四半期、売上高が予想下回る　物価高が影響

[３０日 ロイター] - 米パソコン大手ＨＰが３０日発表した第２・四半期決算は売上高が市場予想を下回った。物価高がパソコン需要に影響した。同社株は時間外取引で約３％下落した。

第２・四半期の売上高は１２９億１０００万ドルだった。金融情報会社リフィニティブがまとめたアナリスト予想は１３０億７０００万ドルだった。調整後の１株利益は０．８ドルで、予想の０．７６ドルを上回った。

パーソナルシステム部門（デスクトップやノートパソコンなどを含む部門）の売上は２９％減少、プリンター部門は５％減少した。

下期の売上高は前年比マイナスになるが、上期の水準は上回ると予想している。

エンリケ・ロレス最高経営責任者（ＣＥＯ）は、下期の需要は個人向けを中心に堅調になるとの見方を示した。

通年の１株当たり調整後利益は３．３０─３．５０ドルと予想。従来予想は３．２０─３．６０ドルだった。