賃金と物価の好循環実現を＝２期目がスタート―十倉経団連会長

経団連は３１日、東京都内で定時総会を開き、十倉雅和会長の２期目がスタートした。十倉氏は「成長の果実を、適正な分配を通じ次の成長につなげなければいけない」と指摘。約３０年ぶりの高い水準となった今春闘の賃上げの勢いを来年以降も継続し、「賃金と物価の好循環を実現したい」と語った。ＧＸ（グリーントランスフォーメーション）を成長戦略の柱として、スタートアップ支援やモビリティー産業振興などにも取り組む。

【時事通信社】 〔写真説明〕経団連の定時総会であいさつする岸田文雄首相（右端）。左から２人目は十倉雅和会長＝３１日午後、東京・大手町