[３１日 ロイター] - 欧州最大級の資産運用会社アムンディは、中国の５月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）が予想よりも弱い結果になったことは驚きとしながらも、同国に関する全体的な見方に変更はないとの考えを示した。

アムンディは先週発表した６月の投資見通しで、中国の資産は他の新興国市場国よりなお割安として前向きな評価を示した。ただ先行きは平たんではないとした。

同社の債券アブソリュート・リターン部門を統括するCosimoMarasciulo氏は、中国の成長が経済再開で予想を上振れる可能性があると見ていただけに、ＰＭＩは驚きだったと述べた。

しかし「全体的な見方は変わらない」とし、ＰＭＩの弱さが１カ月だけのものか持続的なものか見極めたいと語った。

また低調な中国のＰＭＩはドイツのマイナス成長と整合的と指摘し「中国だけでなくユーロ圏全体への影響も注視する必要がある」と述べた。