[香港 １日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は、５月３１日に北京で丁薛祥副首相と面会した。関係筋が明らかにした。

同筋は会談の詳細については明らかにしなかった。国務院新聞弁公室とテスラは共にコメントの要請に応じていない。

丁氏は共産党序列６位で、李強首相の経済運営を補佐する。以前は習近平国家主席の秘書役を務めていた。

丁氏と外国企業トップとの一対一の会談が明らかになるのはこれが初めて。マスク氏との会談は中国当局がテスラとの関係を重視していることを示している。

マスク氏が今回の訪中で李氏と会談したかどうかは明らかでない。同氏は１日午前、一連の日程を終えて米国への帰路に就いた。