- 2023/06/01 掲載
ECBの金利引き締めサイクル、最終局面が近い=副総裁
[マドリード 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は1日、金融引き締めサイクルはまだ完全には終わっていないが、すでにその大半を終えたと述べた。
スペインのラジオ局に「旅の大部分は終わったが、まだ最後の一歩がある」と語った。
当局者や投資家の多くは、ECBが今後数カ月でさらに2回の利上げを行い、7月までに預金金利を3.75%に引き上げるとみている。ただ、さらなる措置が必要かどうかはまだ不透明だ。
デギンドス氏はスペイン、フランス、イタリア、ドイツの最近の物価指標は心強いとし、コアインフレ率の下落ペースは鈍いがインフレの減速を示していると指摘した。
「(インフレは)明らかに減速傾向にあるが、中期的な目標である2%前後にはまだ程遠い」と述べた。
*発言を追加しました。
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