(見出しを修正して再送します。)

［東京　２日　ロイター］ - 日銀が２日に発表した５月のマネタリーベースの平均残高は、前年比１．１％減の６７２兆７３２３億円だった。昨年５月以来の高水準となった前月の６７５兆９２８１億円は下回ったものの、国債買い入れの継続で高水準を維持している。

内訳は、日銀当預が１．６％減の５４６兆１２５３億円。紙幣は１．３％増の１２１兆８０６５億円、貨幣は３．１％減の４兆８００５億円だった。

５月末のマネタリーベース残高は６７２兆２７６１億円で、前月の６８０兆４３４９億円を下回った。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。

（和田崇彦）