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  • 2023/06/07 掲載

NY市場サマリー(6日)株反発、ドルが対円・ユーロで上昇、利回り小幅上昇

ロイター

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[6日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場ではドルが対円やユーロで上昇。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続するという観測が背景にある。また、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利上げを追い風に豪ドルは急伸した。

13─14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にFRB当局者が公的発言を控えるブラックアウト期間となっているため、13日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)が注視されている。

OANDAのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「インフレ動向が何らかの上振れサプライズをもたらすかどうかを見極める状況になっている」ものの、「6月FOMCが実際の『ライブ会合』ではないという見方が高まる中、大きな動きは見られない」と述べた。

6月会合では利上げ見送りとなる公算が大きいとみられている。ただ、CMEグループのフェドウオッチ・ツールによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、65%の確率でFRBが7月に少なくとも0.25%ポイントの利上げを実施するという見方が織り込まれている。

終盤の取引でユーロ/ドルは0.15%安の1.0694ドル、ドル/円は0.06%高の139.64円。

<債券> 米金融・債券市場では、米債利回りが小幅に上昇した。来週の消費者物価指数(CPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちになっている。

2年債利回りは3.3ベーシスポイント(bp)上昇の4.516%。10年債利回りは変わらずの3.693%だった。

マッコーリーのグローバル外為・金利ストラテジスト、ティエリー・ウィズマン氏は、カナダ銀行(中銀)が7日に会合を開き、利上げを停止すれば、連邦準備理事会(FRB)も1週間後に停止する可能性が高まると指摘。ただ、来週13日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)を受け、FRBによる利上げが正当化される可能性があるとした。

CMEグループのフェドウオッチツールによると、フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、FRBが政策金利を据え置く確率を79.4%としている。

市場はまた、債務上限問題で減少した手元資金を補充するための財務省による1兆ドルの短期債発行を待っているという。

<株式> 米国株式市場は反発して取引を終えた。投資家が来週に予定される5月消費者物価指数(CPI)発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなる中、金融など景気敏感セクターの一部が上昇した。

5月のCPIは前月比でやや鈍化するとみられているが、コアインフレは高止まりする見通し。FOMCでは金利据え置きが予想されている。

S&P総合500種は大型株の上昇や企業の好決算、米連邦準備理事会(FRB)が利上げサイクル終了に近づいているとの期待から昨年10月に付けた安値を約20%上回っており、このところ上げ一服となっている。

クレセット・キャピタルのジャック・アブリン最高投資責任者(CIO)は「投資家がやや楽観的になっているようだ。誰もが上位7銘柄程度に集中していたような状況は少し解消され始めており、良いニュースだ」と語った。

S&P主要11セクターでは金融が1.33%高と上げを主導。KBW地域銀行株指数は5.41%高、小型株で構成されるラッセル2000指数は2.69%高となった。

暗号資産(仮想通貨)交換業のコインベース・グローバルは12.09%急落。規制当局への登録を怠ったまま運営しているとして証券取引委員会(SEC)が提訴した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方に関心が集まる中を続伸した。

この日は主な米経済指標の発表もなく、新規材料難から積極的な商いが手控えられ、金相場は動意薄の展開となった。

ウクライナからの報道によると、ロシアが一方的に「併合」を宣言した南部ヘルソン州で6日、ドニエプル川に設置されたカホフカ水力発電所のダムが爆破され、決壊した。ゼレンスキー大統領は動画で、既に住民の避難は始まっているものの、80の町や村が水に漬かったと述べた。AFP通信が当局者の話として報じたところでは、避難対象者は1万7000人に上るという。この報を受けて、地政学的リスクへの警戒感が広がり、安全資産としての金が買われた面もあった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、エネルギー需要の先細り懸念が強まり、4営業日ぶりに反落した。

石油輸出国機構(OPEC)の盟主、サウジアラビアの追加減産表明を受けた前日までの上昇基調が一服。5日発表の米サプライ管理協会(ISM)サービス業購買担当者景況指数(PMI)の悪化に続き、6日はドイツの製造業受注が予想外の減少を示し、世界的な景気減速に伴うエネルギー需要の鈍化を懸念した売りが台頭した。

ドル/円 NY終値 139.63/139.64

始値 139.44

高値 139.99

安値 139.44

ユーロ/ドル NY終値 1.0691/1.0695

始値 1.0697

高値 1.0700

安値 1.0668

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 95*31.00 3.8530%

前営業日終値 95*10.00 3.8910%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*16.00 3.6774%

前営業日終値 97*12.00 3.6930%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*02.50 3.8299%

前営業日終値 99*02.75 3.8280%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*17.13 4.4974%

前営業日終値 99*18.00 4.4830%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 33573.28 +10.42 +0.03

前営業日終値 33562.86

ナスダック総合 13276.42 +46.99 +0.36

前営業日終値 13229.43

S&P総合500種 4283.85 +10.06 +0.24

前営業日終値 4273.79

COMEX金 8月限 1981.5 +7.2

前営業日終値 1974.3

COMEX銀 7月限 2367.0 +3.5

前営業日終値 2363.5

北海ブレント 8月限 76.29 ‐0.42

前営業日終値 76.71

米WTI先物 7月限 71.74 ‐0.41

前営業日終値 72.15

CRB商品指数 260.6792 +0.2357

前営業日終値 260.4435

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