- 2023/06/13 掲載
パキスタン中銀、政策金利を21%に据え置き 引き締め休止を示唆
中銀は高騰するインフレを抑えるため、昨年4月以降で主要政策金利を合計で1125ベーシスポイント(bp)引き上げた。
中銀は声明で、MPCは「インフレ率が2023年5月に38%でピークに達したとみており、予期せぬ事態がなければ、6月以降は下がり始めると予想している」と説明。差し当たり利上げは完了した公算が大きいとの見方を示しつつも、そうした政策姿勢は「国内でくすぶっている不確実性と海外の脆弱性に効果的に対処」できるかどうかに左右されると付け加えた。
さらに「全ての要因を考慮すると、MPCは国内および海外の予期せぬ衝撃がなければ、現行の金融政策姿勢は今後見込まれるプラスの実質金利と相まって、インフレ期待を抑えるとともにインフレを中期目標へと引き下げる上で適切だと考えている」とした。
アナリストは、中銀の政策決定は大方予想通りだったが、債務の返済を含むパキスタンのより広範な経済的課題は解消されていないと話している。
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