- 2023/06/13 掲載
米ブラックロック、低炭素化見込める素材企業対象のファンド設定
金属や鉱業、セメント、建設などの産業は世界の温室効果ガス排出量の17%以上を排出しており、投資家は脱炭素化に向けた行動にますます注目している。
ブラックロックはグリーンエネルギーへの移行に不可欠なリチウムや銅などの金属に対する需要の高まりについて、低炭素化技術の導入が予想を上回れば、鉱山から最終製品までのサプライチェーン(供給網)全体を通じて企業の収益拡大に貢献すると指摘。素材を生産し、脱炭素化の質の高い計画を持つ企業やそのサプライヤーは利幅が拡大し、持続可能性へのリスクが低下するため、再評価されるはずとしている。
担当者によると、インデックスプロバイダーであるMSCIの「オール・カントリー・ワールド・インデックス」から、今後10─20年のエネ移行によって需要が高まると思われる排出量の多い企業を調べ、現実的な時間枠で変化できる技術や資金を持つ企業を選んだ。
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