- 2023/06/13 掲載
2年連続で経営陣交代=筆頭株主の提案可決―FVC
ベンチャー企業向け投資を手掛けるフューチャーベンチャーキャピタル(FVC、京都市)が13日開いた定時株主総会で、筆頭株主が提案した取締役7人の選任議案が可決された。一方、会社側提案は否決され、2年連続で株主提案により経営陣が交代する異例の事態となった。
新たに選任されたのは、筆頭株主で投資や不動産事業などを展開するDSG1(名古屋市)の沢田大輔社長、伊藤洋一執行役員ら7人。沢田氏はFVCの経営方針などを巡り、同社社長の金武偉氏との対立を深めていた。
沢田氏は総会後、記者団に「会社の実態を見て、売り上げと利益を追求していきたい」と語った。金氏は「株主の信任を得られなかった」と述べた。
FVCは、昨年の総会で個人投資家の金氏が提案した取締役5人の選任議案が可決。経営陣が入れ替わり、注目を浴びた。
【時事通信社】
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