- 2023/06/14 掲載
韓国失業率、5月は2.5%で過去最低 製造業の雇用回復には遅れ
[ソウル 14日 ロイター] - 韓国統計局が14日に発表した5月の失業率(季節調整後)は2.5%と前月から0.1ポイント低下し、1999年6月の統計開始以来の低水準となった。景気減速の兆しが見られるものの、労働市場が依然底堅いことが示された。ただ製造業ではなお、雇用の弱さが続いている。
雇用者数は前年比35万1000人増加し、27カ月連続で増加した。ただ、増加幅は前月の35万4000人を小幅下回った。
企画財政省は、比較対象の前年の数字が高かったことや人口減少を踏まえると、雇用の伸びは引き続き十分な水準だと指摘。サービス部門の回復は続いており、製造業の雇用の減少ペースも鈍化したとした。
医療・福祉関連の雇用者は16万6000人増加、接客・ケータリングサービスも12万8000人増加した。建設部門と製造部門は6万6000人、3万9000人、それぞれ減少した。
60歳以上の雇用者数は37万9000人増と伸びが目立ち、他の年齢層の減少を補った。
企画財政省の方基善次官は「対面のサービスセクターがけん引する形で、雇用の好調なトレンドは今後も続くだろう。一方、輸出や設備投資が弱いことから、製造業の雇用回復は遅れる見通しだ」とした。
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