- 2023/06/14 掲載
トヨタ株主総会、豊田会長ら取締役全員選任 環境巡る株主提案は否決
気候変動対策の渉外活動に関する年次報告書を作成するよう定款の規定追加を求めた株主提案(第4号議案)は否決された。株主提案は18年ぶりで、こちらも関心を集めた。
今回の株主総会は豊田会長のほか、佐藤恒治社長ら新経営陣が顔をそろえた。
今回の株主総会を巡っては、「取締役会の独立性が不十分」だとして、一部の海外機関投資家が豊田会長ら取締役候補者の多くの選任に反対。株主の投票行動に影響力のある米議決権行使助言会社グラスルイスもその責任を負う取締役会議長としての豊田会長選任に反対を推奨していた。
株主提案については、欧州の年金運用3社から気候変動関連の情報開示が不十分なため関連の渉外活動報告書を毎年度作成するよう定款の規定の追加を求められていた。トヨタはこれに対し、情報開示は適時に変化させる必要があり、会社の組織・運営の基本事項を定める定款の規定にはそぐわないことなどを理由に反対していた。
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