• 2025/07/28 掲載

午後3時のドルは一時148円台、米欧関税合意でユーロ/円1年ぶり高値

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Shinji Kitamura

[東京 28日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅円安の147円後半で取引されている。日本に続き、欧州連合(EU)が対米関税交渉で合意したことを受けて、アジア株や米株先物が底堅い展開となり、円が弱含んだ。

週明け取引ではユーロ買いが先行した。米国はEUからの輸入品に対する関税率を15%と、これまで表明していた30%から引き下げて合意したことで、ユーロは対米ドル、対円ともに買い基調でスタート。対円では一時173円後半まで上昇し、昨年7月以来、約1年ぶり高値を更新した。

ドルと円がともに対ユーロで売られたため、ドル/円は最近の高値圏でもみあいとなったものの、楽観ムードが円売り圧力を強めたこともあり、ドルは一時148.02円まで買われ、1週間ぶり高値を更新した。

ドル高の側面もあったという。日本とEUが関税合意で巨額の対米直接投資を打ち出したことで「関税政策の先行き不透明感が後退していく中、基本的には米ドル高に繋がっていく」(ふくおかフィナンシャルグループのチーフストラテジスト、佐々木融氏)という。

トランプ米大統領は25日、久々にドル相場に言及した。ドル安となれば製造業が恩恵を受けるなどとして「聞こえは良くないが、ドルが弱くなる方が、はるかに多くの金を稼げる」と発言。同時に、ドルが弱くなるのは見た目が良くないと指摘し、強いドルは心理的に望ましく「気分が良くなる」、「強いドルが大好きだ」などと語った。

トランプ氏の発言は「真意がよくわからない」(外銀アナリスト)として、さほど材料視されず、相場の反応は限られた。もっとも、ドル148円台では戻り売りが活発で、上値は伸びなかった。

市場では、今週予定されている日米中銀会合や米雇用統計の発表、日本の政局の行方など幅広いテーマに関心が寄せられている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.83/147.87 1.1740/1.1741 173.59/173.60

午前9時現在 147.78/147.79 1.1754/1.1757 173.72/173.73

NY午後5時 147.66/147.68 1.1739/1.1743 173.35/173.42

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます