- 2023/06/14 掲載
インドの5月卸売物価指数、前年比-3.48% 2カ月連続低下
ロイターがまとめた市場予想は2.35%低下だった。4月は0.92%低下。
CRISILのエコノミスト、DK・ジョシ氏は「意外感はない。WPIで高いウエートを持つコモディティー価格が世界的に調整している」とし「WPIは来四半期もベース効果が薄れるまで低下が続くだろう」と述べた。
項目別では、食料品が前年比1.59%低下(4月は0.17%上昇)、燃料・電力が9.17%低下(同0.93%上昇)だった。
工業品は2.97%低下した。
インドではここ数カ月、インフレ鈍化の兆しが出ており、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4.25%と、2年4カ月ぶりの低水準だった。
インド準備銀行(中央銀行)は今月、主要政策金利を2会合連続で据え置いたが、インフレ圧力をさらに抑制するため、引き締まった金融環境がしばらく続くことを示唆した。
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