- 2023/06/15 掲載
米FRB、利上げ一時停止=景気見極めへ11会合ぶり―年内あと2回上げ想定
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決めた。政策の現状維持は11会合ぶり。インフレ抑制に向けたこれまでの急激な金融引き締めや、米銀の相次ぐ経営破綻で広がった銀行の融資手控えが景気に与える影響を見極めるため、利上げをいったん停止した。
ただFRBは声明で「インフレリスクに極めて注意する」と強調。利上げを再開する可能性を示唆した。
政策金利は年5~5.25%を維持する。決定は全会一致。同時に公表したFOMC参加者による政策金利見通し(中央値)は、今年末が5.5~5.75%と、年内に通常の0.25%幅であと2回利上げするシナリオとなった。2024年中に利下げに転じる想定も示された。
【時事通信社】
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