- 2023/06/15 掲載
NZの第1四半期GDP、前期比-0.1% 景気後退入り
[ウェリントン 15日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が15日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済みの前期比で0.1%減少した。中央銀行による積極的な利上げで業況感や製造業に影響が及んだ。悪天候で農業部門も打撃を受けた。
ロイターがまとめた市場予想も0.1%減少だった。第4・四半期は0.7%減に改定された。2四半期連続でマイナス成長となり、経済は景気後退(リセッション)入りした。
第1・四半期GDPは前年比では2.2%増加した。
統計局の経済・環境調査部門責任者、ジェイソン・アテウェル氏は「サイクロンによる悪天候は、園芸や輸送支援サービスの落ち込み、教育サービスの混乱につながった」と述べた。
NZ準備銀行(中央銀行)は先月、政策金利を14年余ぶり水準となる5.5%に0.25%引き上げ、利上げ打ち止めを示唆した。利上げは2021年10月以降12会合連続で続いた。
中銀は第2・四半期のリセッション入りを予想していた。また財務省は5月、リセッションは回避できるとの見通しを示していた。
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