- 2023/06/23 掲載
米政府、フォードとSKの電池工場建設支援に最大92億ドル融資へ
これはエネルギー省の「先端技術車両製造(ATVM)ローンプログラム」と呼ばれる低利融資制度に基づくもので、電池供給プロジェクト向けとして6件目となる今回は融資額が過去最大規模となる。同省融資プログラム局の責任者はATVMについて、サプライチェーン(供給網)を米国により迅速かつ効率的に構築してもらうのが目的だと説明している。
同省によると、ブルーオーバルSKはケンタッキーに2カ所、テネシーに1カ所の電池工場を設立する意向で、生産される電池の合計容量は年間120ギガワットに達する。
フォードとSKオンは2021年、米国で114億ドルを投じて「F-150」の電気自動車(EV)組立工場と3カ所の電池工場を建設すると発表していた。
電池工場に関してはケンタッキーとテネシーに建設作業で5000人、工場運営で7500人の雇用が創出される見通し。
ブルーオーバルSKのロバート・リー最高経営責任者(CEO)は、融資金を「重要な国内サプライチェーンの強化と将来のフォード、リンカーンのEV向けの質の高い電池生産」に充当すると述べた。
おすすめコンテンツ
PR
PR
PR