- 2023/06/27 掲載
保険料調整、株主から厳しい声=損保大手、トップが陳謝
大手損害保険グループ3社は26日、東京都内で株主総会を開いた。東京海上日動火災保険を中心に企業向け契約で保険料を調整していた問題で、株主から厳しい声が相次いだ。各社トップは陳謝するとともに、再発防止策などの説明に追われた。
三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険を傘下に持つMS&ADインシュアランスグループホールディングスの原典之社長は「心よりおわび申し上げる」と語り、再発防止の徹底を強調した。東京海上の広瀬伸一社長は、東京海上ホールディングスの株主総会で謝罪し「不適切な行為による契約に何ら価値はない」と反省の弁を述べた。SOMPOホールディングスの総会でも、白川儀一損害保険ジャパン社長が陳謝した。
いずれの総会でも、株主から詳細な説明を求める意見やトップの経営責任を問う声が出た。東京海上の総会に出席した60代男性は終了後、「役員報酬をカットするべきだ」と怒りの声を上げた。
【時事通信社】
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