- 2023/06/27 掲載
午後3時のドルは143円前半、投機筋の円売り反転警戒
週明けのドルは朝方の143円後半から前半へじり安となった。神田真人財務官が最近の為替動向について、経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を反映しない過度な動きで「急速で一方的」などと指摘したことが話題となった。
ドルは23日海外市場で一時143.87円まで上昇し、昨年11月10日以来7カ月ぶり高値を更新していた。
月末と四半期末、海外勢の半期末が重なる6月が終わりに近づき「持ち高調整に絡んだ売買が入りやすくなっている」(トレーダー)といい、円の下げに歯止めをかけたとの指摘もあった。
米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、6月20日時点の円売りポジションは10万枚超と、為替介入が行われた昨秋を上回り、1年ぶり高水準へ膨らんだ。
「円相場の下落圧力が強く株価も堅調で、日銀が政策修正に動きやすい環境にある」(外銀)との思惑も、円の買い戻しを誘発する一因だという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 143.34/36 1.0906/10 156.35/39
午前9時現在 143.53/55 1.0905/09 156.53/57
NY午後5時 143.68/71 1.0889/93 156.56/60
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