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  • 2023/06/27 掲載

生成AIでエントリーシート=就活支援サービス増加

時事通信社

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文章や画像を自動で作り出す「生成AI(人工知能)」を活用した就職活動支援サービスが増えている。エントリーシート(ES)の作成を中心に就活の効率化をアピール。時事通信の調査では、就活での生成AI利用に対する企業側の強い懸念がうかがえるが、学生からは負担軽減につながると支持する声も上がっている。

就活情報サイトを運営するワンキャリアは5月、対話型AI「チャットGPT」を活用した就活支援サービスを開始した。保有する約15万件のESデータに基づき、いくつかのキーワードや文字数を指定するだけで、学生時代に力を入れたことなど、ES向け文章が数十秒で作成されるというものだ。

サービスはスタートから1カ月強で、1万人以上が利用したという。広報担当者は「AIが作った文章はあくまでたたき台。より自分を表現できるように加工してほしい。浮いた時間は自己分析や将来像の検討に使えるようになる」と強調する。

ESは、学生によって数十社分も作成するなど負担が大きい。生成AIでESの添削サービスを手掛ける企業もあり、神奈川県の大学3年の女性は、「(ESの添削で)AIのサービスを使うつもり。他の人に読まれるより恥ずかしくなく、手っ取り早い」と話す。

一方、利用をためらう学生もいる。就活情報大手マイナビが2024年春卒業予定の学生を対象に行った調査によると、就活でチャットGPTなどを「使いたいと思わない」と答えた人は37.8%に上り、「使いたい」の34.8%を上回った。理由としては「セキュリティー面で不安」「他の就活生と差別化できない」などが挙がった。

同社の調査担当者は、「学生の間でも意見が分かれている。利用する場合はAIの特性を理解し、ツール(手段)としてうまく活用するための能力が重要」と指摘している。

時事通信は今月、国内主要企業に就活の生成AI利用について聞いた。その結果、38社中9社が「総じて否定的」と回答。25年春卒採用に向け、4社がES作成などのAI利用を禁止するという。

【時事通信社】 〔写真説明〕生成AIを活用したエントリーシート作成サービス「ESの達人」の画面(ワンキャリア提供)

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