- 2023/06/27 掲載
NY外為市場=円が対ドルで小幅高、財務官発言受け
[ニューヨーク 26日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、神田真人財務官の発言を受け円が対ドルでやや上昇した。また、ロシアの通貨ルーブルは民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を受け、対ドルで一時15か月ぶりの安値を付けた。
ロシアの通貨ルーブルは一時、対ドルで2022年3月以来の安値に下落。その後は0.90%安の1ドル=84.40ルーブル。
OANDA(ニューヨーク)のシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は、エフゲニー・プリゴジン氏が率いるロシアの民間軍事会社ワグネルによる週末の武装蜂起について「急速なエスカレーションが見られたが、匹敵する速さで事態は収束した」と述べた。
円は対ドルで0.16%高の143.48円。財務省の神田真人財務官は26日、最近の為替市場の動向について、経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を反映しない過度な動きで「急速で一方的」と指摘し、「高い緊張感を持って注視するとともに、行き過ぎた動きに対しては適切に対応したい」と記者団に対し語った。
日銀が直近に市場介入を行った際の相場は1ドル=145円前後。OANDAのモヤ氏は「市場介入が実施され効果が見られた後、相場が介入時の水準に再び戻ると、口先介入がまた始まる」と述べた。
主要6通貨に対するドル指数は0.049%安の102.680。
ユーロは対ドルで0.21%高の1.0912ドル。市場では、ポルトガルのシントラで開かれる欧州中央銀行(ECB)フォーラムでのラガルドECB総裁の発言が注目されている。
ポンドは対ドルで0.06%高の1.2719ドル。
ドル/円 NY終値 143.50/143.53
始値 143.08
高値 143.71
安値 143.06
ユーロ/ドル NY終値 1.0904/1.0908
始値 1.0902
高値 1.0920
安値 1.0900
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