- 2023/06/27 掲載
独連銀、損失で資本再構成迫られるとの報道否定 バッファー十分
これに先立ち、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はドイツ連邦監査局の報告書を基に、連銀の損失が膨らみ、資本の再構成が必要になる可能性があると報じていた。
連銀は、急激な金利上昇が将来的にバランスシートの負担になることが考えられるが、今年はおそらくまだ十分な財務バッファーがあると指摘。来年以降は負担が一時的に財務バッファーを上回る可能性があるが、必ずしも連邦政府による資本の再構成は必要なく、損失を繰り越すことで将来の利益と相殺できる可能性があると述べた。
損失を繰り越した場合も、連銀のバランシートは健全で、評価性引当金などかなりの自己資金があるとしている。
連銀の昨年の決算は約40年ぶりの赤字となった。ECBの利上げで保有債券の価値が低下したほか、商業銀行向けの超低利融資で損失が発生した。
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