- 2023/06/27 掲載
茶谷財務次官・神田財務官は留任、「適材適所の人選」と鈴木財務相
[東京 27日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は27日、茶谷栄治事務次官と次官級の神田真人財務官をいずれも続投させる幹部人事を発表した。発令は7月4日付。鈴木財務相は人選について「基本的には適材適所」と、同日午前の閣議後会見で語った。
茶谷次官は2年目、神田財務官は3年目に突入する。幹部人事に先立つ5月の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、国際的な課題に結束して対処することが確認されたことも踏まえ、鈴木財務相は「(神田財務官については)経験や(豊富な)人脈も総合的に考え、留任させる」と述べた。新川浩嗣主計局長も留任する。
官房長には宇波弘貴首相秘書官が就く。青木孝徳官房長は主税局長に、斎藤通雄理財局長の後任には奥達雄総括審議官を充てる。
金融庁幹部人事では、栗田照久総合政策局長を長官に昇格させることを決めた。
<為替は安定が重要>
鈴木財務相は為替について「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映して安定的に推移することが重要」との認識を改めて示した。
足元の円安に関し「急速で、一方的な動きもみられる」とも指摘。「行き過ぎた動きには適切に対応する」と強調した。
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