- 2023/06/28 掲載
午前の日経平均は5営業日ぶり反発、米株高や自律反発狙いの買いで
日経平均は269円高と堅調にスタート。その後も上げ幅を拡大し、一時前営業日比約346円高の3万2885円26銭まで上昇した。米国市場で夏の旅行シーズンを前にレジャー関連銘柄が物色された流れで、空運株が堅調だった。為替の円安を受け、輸出関連株にも買いが入った。
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストによると、米株高や円安のほか「前日までに下落していた反動で自立反発狙いの買いも入り、ほぼ全面高となった」といい、後場にかけても堅調な展開を予想している。
別の国内証券会社のストラテジストは「日本企業の業績や資本収益性の改善への期待がある中では、25日移動平均線が当面の下値めどとして意識され、調整した場合でも押し目買い意欲が強い動きとなっている」と指摘した。
TOPIXは1.12%高の2279.01ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8027億2300万円だった。東証33業種では、値上がりは空運や証券、輸送用機器の30業種で、値下がりは海運や石油・石炭製品、鉱業の3業種だった。
個別では、アドバンテストが1.7%高、東京エレクトロンは1.2%高と指数寄与度の大きい半導体関連株が堅調。SUBARUが2%高となるなど、自動車株もしっかり。ANAホールディングスは2.6%高だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1581銘柄(86%)、値下がりは207銘柄(11%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR