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  • 世界の中銀準備資産、昨年は債券価格下落で目減り=シンクタンク調査

  • 2023/06/28 掲載

世界の中銀準備資産、昨年は債券価格下落で目減り=シンクタンク調査

ロイター

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[ニューヨーク 27日 ロイター] - 中央銀行と経済政策の動きをチェックしている民間シンクタンク、オフィシャル・マネタリー・アンド・ファイナンシャル・インスティテューションズ・フォーラム(OMFIF)の最新調査によると、世界の中央銀行は昨年、急激な金融引き締めに伴う債券価格下落によって準備資産を目減りさせたもようだ。

調査対象となったのは75人の中銀準備資産運用担当者で、運用総額は5兆ドル近く。現在推定される世界全体の準備資産15兆ドルの3分の1近くに相当する。準備資産の直近ピークは20201年終盤の15兆7000億ドルだった。

これらの担当者の約40%は昨年生じた損失を取り戻すのに1年から2年、また25%近くは2年から5年かかるとの見方を示した。

OMFIFは、ドル高のあおりで下落した自国通貨を支えるために各中銀が行った介入も準備資産減少につながったと分析している。

「昨年3月から今年3月までの1年で見ると、中銀の準備資産はおよそ4%減った」とOMFIFの調査責任者ニクヒル・サンガニ氏はロイターに説明した。

サンガニ氏は、これは為替介入に加え、市場での損失の影響で、損失をもたらしたのは債券ポートフォリオだと想定していると述べた。債券ポートフォリオの4割前後は政府債だという。

ただ調査では、32%の運用担当者が向こう2年で債券への資金配分引き上げを計画していると答えた。この比率は2021年の5%、昨年の10%よりずっと高い。

OMFIFは、スタグフレーションや景気先行き、失業増加などへの懸念が担当者を安全志向にしているとみている。

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