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  • 2023/06/28 掲載

米MMFのTビル需要に不安、利上げサイクル不透明で=BNYメロン

ロイター

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[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米銀BNYメロンは27日、大量発行を控えている米政府短期証券(Tビル)について、米連邦準備理事会(FRB)の翌日物リバースレポ(RRP)金利よりも高い利回りを提示しなければ、マネー・マーケット・ファンド(MMF)が購入に消極的になるかもしれない、との見通しを示した。

米政府が今月、債務上限の適用停止で合意したのを受け、財務省は国庫を補うためのTビル発行を開始した。

今のところ正味3000億ドルが発行され、時を同じくしてRRPの需要は減少した。MMFは通常、RRPを通じて資金をFRBに置いている。RRPの需要は今月、昨年6月以来で初めて2兆ドルを割り込む場面があった。

しかしBNYメロンの米州FX・マクロストラテジスト、ジョン・ベリス氏はノートで、FRBがどこまで利上げサイクルを進めるかが不透明なため、MMFのTビル需要が圧迫されるかもしれないと指摘。投資家のデュレーション長期化を促すのに十分なほど利回りが高くなければ売れにくいとも付け加えた。TビルはRRPよりもデュレーションが長いからだ。

RRPの金利は現在5.05%で、FRBが来月25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを行えば5.3%程度になりそうだ。しかし8月償還のTビルの利回りは、この水準を下回っている。

ベリス氏は「こうした期日のTビル利回りが5.3%を数bp超えない限り、RRPの利用は高止まりするだろう」と予想。ただFRBが利上げサイクルを終了すれば、RRP残高は年末に向けてもっと有意に減少し始める可能性があるとした。

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