- 2023/06/28 掲載
日経平均は5日ぶり反発、過度な米景気懸念が緩和 自律反発期待の買いも
前場の日経平均は伸び悩んだが後場に入って上げ幅を拡大し、一時655円66銭高の3万3193円99銭に上昇した。市場では「とりたてて材料がない中で急に動意付いた印象。国内勢では想定しにくい買い方」(国内運用会社のファンドマネージャー)との見方が聞かれた。前日に25日移動平均線(3万2273円24銭=27日)近くまで下落した後に切り返しており「チャート的にいいところまで下押ししており、仕切り直し」(国内証券のストラテジスト)との声もあった。
年金基金などのリバランス(資産の再配分)売りを中心に需給悪が意識されているほか、7月にはETF(上場投資信託)の分配金支払いに伴う換金売りも控えている。「手を出しにくい局面が続いているが、その中での上昇でもあり、押し目買い意欲の強さがうかがえる。チャートの形状も悪くなく、堅調さも意識されそうだ」(ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長)との見方が出ていた。 TOPIXは1.99%高の2298.6ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.99%高の1182.85ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆9036億7800万円だった。東証33業種では、値上がりは空運や証券、輸送用機器など32業種で、値下がりは海運の1業種だった。 トヨタ自動車や東京エレクトロンはしっかり。NTTは年初来高値を更新した。一方、川崎汽船や中外製薬は軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1733銘柄(94%)、値下がりは89銘柄(4%)、変わらずは12銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33193.99 +655.66 32807.84 32,642.87─3
3,193.99
TOPIX 2298.60 +44.79 2270.07 2,266.67─2,
298.60
プライム指数 1182.85 +23.05 1168.85 1,166.42─1,
182.85
スタンダード指数 1114.69 +10.20 1109.14 1,109.05─1,
114.69
グロース指数 1024.13 +8.93 1026.78 1,016.71─1,
029.82
東証出来高(万株) 139995 東証売買代金(億円 39036.78
)
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