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  • 米国債「逆イールド」1981年以来の大きさ、利上げによる景気後退懸念

  • 2023/07/04 掲載

米国債「逆イールド」1981年以来の大きさ、利上げによる景気後退懸念

ロイター

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[3日 ロイター] - 米債券市場で2年債利回りが10年債利回りを上回る「逆イールド」が加速し、3日午前の取引で1981年以来の大きさに拡大した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが長期化すれば米経済は景気後退(リセッション)に陥るとの金融市場の懸念が背景にある。

2年債と10年債の利回りは昨年7月から逆転しているが、この日の午前の取引で2年債利回りの方が10年債利回りよりも大きく上昇したことで、逆イールドの幅が拡大。

2年債と10年債の利回り格差はマイナス109.50ベーシスポイント(bp)と、3月に一連の米地方銀行が危機に陥った際の水準を超えて拡大した。カーター、レーガン両政権下で連邦準備理事会(FRB)議長を務めたポール・ボルカー氏の時代以来の大幅な逆イールドとなる。

米経済に堅調な兆しが出ていることで、インフレ抑制のために年内に追加利上げが実施される可能性はすでに織り込み済み。BMOの米金利戦略責任者、イアン・リンゲン氏は「米国債に安値拾いの買いが入らなかったのは、政策見通しが不安定なためだ」とし、「パウエルFRB議長が示すターミナルレート(政策金利の最終到達点)の見通しに市場が確信を持てば、弱気バイアスは均衡の取れた基調に変化していく」との見方を示した。

米サンフランシスコ地区連銀の2018年の報告書によると、1955年以降に起きた景気後退では、1回の例外を除き、全ての景気後退入りの6─24カ月前に2年債と10年債の利回りが逆転していた。

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