- 2023/07/04 掲載
中国主要国有銀、ドル預金金利引き下げ 1カ月で2回目=関係筋
[上海 4日 ロイター] - 中国の主要国有銀行がここ1カ月で2回目となるドル預金金利引き下げを行ったと、事情に詳しい関係者7人が明らかにした。当局は人民元安に歯止めをかける取り組みを強めている。
関係者によると、国有銀行5行が提供する大部分のドル預金金利の上限はこれまでの4.3%から2.8%に引き下げられた。
中国人民銀行(中央銀行)はコメントを控えた。人民銀はドル預金金利について国有銀行に指針を示すことが多い。
金利を引き下げたとされる中国工商銀行(ICBC)、中国銀行、中国農業銀行、中国建設銀行、交通銀行はコメント要請に応じていない。
関係者2人は7月1日付で金利が引き下げられたとしている。一部の銀行は大口預金でも2.8%の上限を超える金利を提示していないという。通常は100万ドルを超える預金を対象により高い金利を提供している。
金利引き下げによって個人がドル預金を保有するインセンティブが弱まり、元相場を下支えする可能性がある。
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