- 2023/07/07 掲載
メキシコ中銀、金利を長期間据え置きの可能性=議事要旨
中銀は6月22日の会合で金利を11.25%に据え置くと決定した。据え置きは2会合連続で、予想通りだった。インフレ率が中銀目標を上回る中、中銀は金利を長期にわたり現行水準に維持する姿勢を示した。
議事要旨によると、中銀は「インフレ見通しは複雑かつ不確実で、上昇リスクがある」と指摘。「総合インフレ率を3%の目標に秩序正しく持続的に収束させるためには、政策金利を現行水準で長期間維持する必要がある」と説明した。
ムーディーズ・アナリティクスのアルフレド・クティーノ氏は議事要旨について、年末までの金利据え置きを意味する可能性があると指摘。メキシコ経済は現在、生産能力を超えて拡大しており、インフレ率が目標の3%に戻ることを妨げているかもしれないとの見方を示した。
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