- 2023/07/14 掲載
年内あと2回の利上げ支持、まず7月会合で=ウォラーFRB理事
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は13日、今年中に0.25%の利上げをあと2回行うことを支持するとした上で、今月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げしない理由はないとの考えを示した。ニューヨーク大学で開催の会合で講演した。
「インフレ(鈍化)の進展が継続せず、経済活動の大幅な減速が示されなければ、2回目の25ベーシスポイント(bp)利上げを早めに行うべきだが、それは将来決定することだ」とし、インフレ鈍化のペースが不十分なら9月のFOMCは実際に開いたときに決める「ライブ会合」になると述べた。
「労働市場の底堅さと全般的な米経済の堅調は、政策をさらに引き締める余地をわれわれに与える」とも説明した。
前日発表された6月の米消費者物価指数(CPI)は約2年ぶりの小幅な伸びとなった。
インフレ率の鈍化は好ましいことだが見通しを変えるには不十分だとし、「一指標がトレンドを作ることはない」と指摘。「インフレ率は2021年夏に一時的に鈍化し、その後かなり悪化した。インフレ減速を確信するには改善が持続するのを確認する必要がある」と説明した。
「労働市場は引き続き非常に堅調だ」とも述べ、「賃金の伸びはインフレ率を2%に戻すのに必要な水準を上回っている」と語った。
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