- 2023/07/14 掲載
米デルタ航空、今年の利益見通し上方修正 旅行ブーム継続へ
同社のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は電話会見で、旅行が消費者の最優先事項になっているにもかかわらず、米航空各社は輸送能力が限定されているため「長期にわたり」需要に追い付けないと予想。こうした状況を背景に、コロナ禍後の旅行ブームが当面継続するとの見方を示した。
バスティアン氏は「消費者は過去数年にわたる財への支出を経て現在、旅行を望んでいる」と指摘。「同時に航空インフラは依然として脆弱だ」と述べた。
デルタは第2・四半期に輸送能力が17%増加したにもかかわらず、有効座席マイル当たり総収入(TRASM)は前年同期比1%増にとどまった。
第3・四半期の1株当たり利益は2.20―2.50ドルとの見通しを示し、アナリスト予想の2.07ドルより高い水準を見込んだ。
シティグループのアナリスト、スティーブン・トレント氏は「この先、好調な業績が市場により大きな安心感を与えるはずだ」と語り、好業績がデルタ株のバリュエーションを下支えすると説明した。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR