- 2023/07/14 掲載
海外勢の新興国証券投資、6月は221億ドルの買い越し=IIF
中国は差し引きで買い越し。債券は16億ドルの売り越しと6カ月連続の売り越しだったが、株式は19億ドルの買い越しだった。
新興国株式は123億ドルの買い越し。新興国債券は98億ドルの買い越し。
地域別の資金流入は、アジアが135億ドルで最大。次に中南米の67億ドルが続いた。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォータン氏は「新興国市場のクレジットの見通しは引き続き改善するだろう。成長鈍化やインフレ緩和に加え、地政学情勢が市場に優しい方向にシフトしている」と指摘。
その上で「地域特有の要因、今後の選挙、海外市場のサプライズで、現在強まっている勢いが弱まる可能性もある」と述べた。
市場では、12日の米消費者物価指数(CPI)統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了に近づいているとの見方が強まっており、新興国市場への資金流入が拡大する可能性がある。
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