シーメンス、ドイツで10億ユーロ投資　施設新設で

［エアランゲン（ドイツ）　１３日　ロイター］ - ドイツ総合電機大手シーメンスは１３日、国内の工場や施設の新設に１０億ユーロ（１１億２０００万ドル）を投じると発表した。

ショルツ首相は同日、独南部エアランゲンにある同社施設を訪問。電子部品などを製造する工場を拡張・近代化するため５億ユーロが投じられる。

この投資により２９年の完了時には生産能力が６０％向上する予定だが、３５００人の従業員を抱えるこの工場で直ちに新たな雇用が創出されることはない。

このほか、ニュルンベルク近郊フォルヒハイムで建設中の新しい半導体工場や、エルランゲンの医療機器シーメンス・ヘルシニアーズのトレーニングセンターへの投資も行われる。

今回の投資に関するニュースは、独政府が中国での投資の安全保障上のリスクに対する警告を含む、対中戦略を発表した際に明らかとなった。