- 2023/07/14 掲載
世界経済の回復まだら、一部で底堅さも成長減速の兆し=IMF
インドで来週開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に向けてまとめたブリーフィングノートで述べた。
IMFは製造業が全般的に軟調で、世界貿易も低迷していると指摘。一方、サービス需要は特に観光業が回復している地域で堅調だと述べた。
4月に示した今年の世界経済成長率予想(2.8%)は修正しなかったものの、リスクは主に下向きとし、ロシアによるウクライナ戦争激化の可能性や、根強いインフレ、金融セクターのストレス増大などを要因に挙げた。
ただ、インフレは2022年にピークを打ったようだとした。コアインフレも鈍化しているとしながら、大方のG20諸国で依然として目標を上回っていると指摘した。
サプライチェーンの混乱が緩和してモノの需要が減少しており、ディスインフレ圧力が見込まれるとした。
「一方、コアインフレの主な要因となっているサービス部門のインフレは低下するのにさらなる時間がかかる見通し」と述べた。
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