- 2023/07/14 掲載
午後3時のドルは137円後半で上値重い、米金利低下で 一時2カ月ぶり安値
東京市場でもドルは軟調。米金利の低下を受けて売られる展開は変わらず、対ユーロで1.12ドル半ばと昨年2月以来1年半ぶり、対英ポンドでも1.31ドル半ばと同4月以来1年3カ月ぶり安値をつけた。
市場では「米国の物価指標の結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクル終了が近いとの受け止めが広がっている」(三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏)との指摘が多数出ていた。
クロス円は全般にやや上値の重い展開。ユーロは154円後半から前半へ、スイスフランも160円後半から159円後半へ下落した。
日銀が今月の会合で、大規模緩和の修正に向けた一歩を踏み出す可能性があるとの一部観測も、円相場を支えた。「この1週間ほどは円を売り込んでいた短期筋の買い戻しが目立った。大きく膨らんでいた円売りポジションがどこまで縮小したかが、来週以降のポイントのひとつになる」(外銀アナリスト)との声が出ていた。
米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、今月3日時点の円の売り持ちは、2018年1月以来の高水準に膨らんでいた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 137.83/85 1.1218/22 154.65/69
午前9時現在 138.05/07 1.1222/26 154.95/99
NY午後5時 138.03/06 1.1224/28 154.96/00
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