米タレントエージェンシーＣＡＡ、仏資産家に株式売却で協議＝通信社

[１３日 ロイター] - 米ハリウッドの大手芸能エージェンシー、クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー（ＣＡＡ）は、株式の過半数を仏富豪フランソワ・アンリ・ピノー氏に売却する方向で協議している。ＣＡＡの価値は７０億ドル超と評価される可能性があるという。ブルームバーグが１３日に報じた。

ＣＡＡは１９７５年設立。トム・ハンクスやゼンデイヤ、スティーブン・スピルバーグ、アリアナ・グランデ、ビヨンセといった著名俳優や監督、音楽アーティストが所属している。

ブルームバーグによると、交渉がまとまらない可能性もあるという。

ピノー氏はグッチなどのブランドを持つケリングの最高経営責任者（ＣＥＯ）でもある。

ＣＡＡはプライベートエクイティのＴＰＧキャピタルが支援。ＴＰＧは２０１０年にＣＡＡの株式３５％取得している。

ＣＡＡとケリングからのコメントは得られていない。ＴＰＧはコメントを控えている。