- 2023/07/14 掲載
米ペプシコ、人工甘味料アスパルテーム使用変更せず 発がん性指摘も
[13日 ロイター] - 米清涼飲料大手ペプシコのヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)は13日、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)が人工甘味料アスパルテームの発がん性の可能性を指摘したことを受け、製品の成分を変更する方針はないとロイターに明らかにした。
IARCは、アスパルテームを4段階ある発がんリスクのうち下から2番目の「2B」に指定した。これは発がん性についての証拠が限定的なことを意味する。
アスパルテームは清涼飲料水からチューインガムまで食品飲料業界で幅広く使用されている甘味料。
ジョンストン氏は「製品の成分において、アスパルテームに対する現在の扱いを変更する計画はない。アスパルテームは安全な成分とする研究結果はこれまでに100以上発表されている」と指摘。
「アスパルテームの安全性を示す科学的根拠は圧倒的に多く、ゼロカロリーという明確な利点がある。(ペプシコでは)少数の製品に使用していると思う」と述べた。
同社は他の複数の企業とともにアスパルテームを米国のダイエット飲料などに使用していたが、2015年に使用を停止。1年後に使用を再開した。
一方で同氏は、必要が生じれば他の人工甘味料に切り替えるのは簡単だとも述べた。
*動画を付けて再送します。
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