- 2023/07/14 掲載
高インフレ、英財政の助けにならず=予算責任局長
英国の政府債務の平均実効満期は2008年の約7年から2年に短縮されており、金利上昇が以前よりも早く政府の債務負担に影響するようになっているという。
主因はイングランド銀行(英中央銀行)の量的緩和策で、これにより、長期国債が事実上、政策金利に直接連動する超短期の中央銀行準備金に置き換えられている。
また、英国債の約4分の1は物価連動債で、投資家に対する消費者物価上昇分の補填が増えている。英国の物価連動債の比率は主要先進国の中で群を抜いて高いという。
同局長は「このため、インフレ率の上昇はわが国の財政を以前のようには助けてくれない」とし「金利の上昇とインフレ率の上昇は、はるかに速いペースで財政に打撃を与えている」と述べた。
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