- 2023/07/15 掲載
米6月輸入物価、0.2%下落
ロイターがまとめた市場予想は、関税を除く輸入物価で0.1%下落だった。
5月の輸入物価は0.4%下落と、前回発表の0.6%下落から改定された。
6月の前年同月比は6.1%下がり、下落幅は2020年5月以来、3年1カ月ぶりの大きさとなった。5カ月連続で下落し、23年5月は5.7%下がっていた。
今週発表された6月の消費者物価指数と卸売物価指数の伸びが鈍化したのに加え、今回の輸入物価指数も米経済がディスインフレ局面に移りつつあることを示唆した。
インフレ率は依然として米連邦準備理事会(FRB)目標の2%を上回っている。ただ、物価上昇圧力が和らいでいるため、エコノミストの多くは今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で決定が見込まれている利上げが1980年代以来の迅速なペースで進んだ金融引き締め局面の最後になると予想している。
FRBは2022年3月以来、政策金利を計500ベーシスポイント引き上げたが、23年6月の会合では利上げを見送った。
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