ＥＵ、ウクライナへの追加財政支援支持　財務相理事会

[ブリュッセル １４日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）財務相は１４日、ウクライナへの長期的な追加財政支援案を全会一致で支持した。ただ、他の予算案については見解の相違が埋められていないという。

議長国であるスペインのカルビニョ経済相は記者会見で、１４日に開催されたＥＵ財務相理事会でウクライナへの財政支援継続が支持されたと指摘。「議長国であるスペインは２０２４年１月までに安定した枠組みを確立するため、迅速に手続きを進めることを約束する」と述べた。

また、ロシアの侵攻によって経済が打撃を受けたウクライナを支援するためにはより多くの技術的な作業が必要とした。

欧州委は２７年までのＥＵ予算の６６０億ユーロ（７４１億１０００万ドル）増額を提案している。そのうち５００億ユーロはウクライナ支援で、残りが利払いの増加、移民政策、重要技術への投資促進などに充当される予定。