- 2023/07/15 掲載
三陸・常磐の魚、買えます=仲卸が目利きで被災地支援―豊洲市場
東京・豊洲市場(江東区)に15日、岩手、宮城、福島各県産の鮮魚などを一般客が購入できる店舗「三陸常磐
夢市楽座」がオープンした。同市場の水産仲卸団体が、東日本大震災の被災地支援として、3県の水産物の魅力や消費拡大をアピールしている。
支援に取り組むのは、東京魚市場卸協同組合(早山豊理事長)。3県から入荷する鮮魚・加工品の旬や特徴に詳しい仲卸が、目利きして提供している。包丁など道具類を販売し一般客も利用できる「魚がし横丁」エリアに、来年2月末まで期間限定で開設する。
同日はオープニングセレモニーの後、早山理事長による鐘の音を合図に開店。旬を迎えたカツオの刺し身用さくやホタテといった生鮮魚介類に加え、サバの干物やイワシの缶詰といった加工品などが多数並んだ。PRブースも設け、3県の食文化など魅力をパネルで紹介している。
3県のうち特に福島県産の水産物は、東京電力福島第1原発事故による風評への懸念が続くが、早山理事長は「(三陸・常磐の魚は)間違いなくおいしい。われわれ魚のプロが積極的に扱っている姿をアピールし、不安を払拭できれば」と話した。販売日は原則として、毎月第1、3土曜日。
【時事通信社】 〔写真説明〕岩手と宮城、福島の3県産の水産品が並ぶ販売店=15日午前、東京都江東区の豊洲市場
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