- 2023/07/17 掲載
中国人民銀行、1年物MLFで資金供給 金利は据え置き
この日の供給額は1030億元(144億3000万ドル)。今月期日が到来する1000億元を差し引くと、実質30億元を金融システムに供給した。
さらに、期間7日のリバースレポを通じて330億元を供給した。金利は1.90%で変わらずだった。
人民銀は声明で、この日の市場オペが金融機関の資金需要を十分に満たし、銀行システムの流動性を適度に潤沢に保つとした。
トレーダーやアナリストらは、人民銀が6月に主要政策金利を引き下げたことから、この日の金利決定は予想通りだったと述べた。
人民銀金融政策局の鄒瀾局長は14日、国内経済が直面する課題に対処するため、銀行の預金準備率やMLFといった政策手段を活用する方針を示した。
エコノミストは今月予定される共産党の政治局会議後に追加刺激策が発表される可能性があるとみている。
ゴールドマン・サックスのエコノミストはリポートで「7月の政局会議の声明は引き続き『逆周期(カウンターシクリカル)』の金融政策調節と『よりプロアクティブ』な財政政策を強調するだろう」と指摘。信用の伸びを促すため第3・四半期に25ベーシスポイント(bp)の預金準備率引き下げ、第4・四半期に10bpの政策金利引き下げが行われると予想した。また、投資の伸びを支えるため第3・四半期に政府債発行を加速する可能性があるとの見方を示した。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR