- 2023/07/18 掲載
23年独GDP、従来予想より落ち込む可能性 景況感悪化=連銀
景況感の悪化が要因で、連銀は「年内の景気回復は6月時点の予測よりもいくらか弱くなる可能性がある」との見解を示した。
IFO経済研究所の調査で6月の業況指数が2カ月連続で低下し、特に工業分野が悪化したことを例示した。
欧州最大の経済大国で、産業が発達しているドイツは世界的な商品(モノ)の需要の落ち込みの影響を特に大きく受けている。金利上昇で投資が抑制され、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後にレジャーや旅行、他のサービス分野の支出が増えた。
連銀によると、個人消費が安定化したためドイツの第2・四半期GDPはやや伸びた可能性が高い。第1・四半期までは2四半期連続で縮小していた。
連銀と欧州中央銀行(ECB)にとって今の最大の懸念材料となっているインフレ率は、生産者物価の下落がサプライチェーン(供給網)の下流にも伝わり、今後数カ月はさらに低下すると予想した。
ただ、エネルギーと食品を除くコアインフレ率は高止まりするとみられている。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR