中国の万達商業、社債が大幅下落　格下げや資金調達巡る報道で

[ロンドン １７日 ロイター] - 中国の不動産大手、大連万達集団傘下の大連万達商業の社債が１７日、信用格付けの引き下げや資金調達を巡る報道を受けて大幅下落した。

Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングは大連万達商業の格付けを「ＢＢ－」から「Ｂ＋」に引き下げ、短期的に再度格下げの可能性が高い「クレジットウォッチ・ネガティブ」に指定した。

ブルームバーグが報じたところによると、同社は今月末に期限を迎える４億ドルの支払いのための資金調達を続けていると一部債権者に伝えた。

万達商業の２０２５年と２０２６年満期の社債は、それぞれ１１．６セントと１１．９セント下落した。トレードウェブのデータによると、どちらも記録的な下落で、１ドル＝３４セント、１ドル＝３２セントと、額面の約３分の１になった。