マイクロソフト、アクティビジョンと買収契約延長を協議＝関係筋

[ニューヨーク １７日 ロイター] - 米マイクロソフトとゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収契約が１８日に期限切れとなるのを前に、両社が規制上のハードルを解消する時間を得るため、延長を協議していると関係者が１７日明らかにした。

契約の期限切れは、いずれの企業にも取引から手を引く権利が生じることを意味し、自動的に取引が破綻するわけではない。

とはいえ、マイクロソフトはアクティビジョンが方針を撤回したり他の買い手候補と交渉したりしないよう契約の延長を求めているという。

延長で合意すれば、両社は英競争当局の懸念に対処する時間を得ることができる。

関係者によると、１８日中に合意できない場合、両社は延長に向けた交渉を継続する方針。

米控訴裁判所は１４日、マイクロソフトによるアクティビジョン買収の仮差し止めを求めた米連邦取引委員会（ＦＴＣ）の申し立てを退けた。これにより、買収実現に向けたハードルの一つが取り除かれた。