- 2023/07/18 掲載
中国恒大集団、昨年と21年の合計赤字810億ドル 債務超過に
22年の負債総額は2兆4000億元で、20年比23%増加した一方、総資産は20%減の1兆8000億元にとどまり、債務超過になった。
総収入は22年時点で20年比55%減の2301億元。
赤字が膨れ上がったのは、土地の返還や不動産の償却、金融資産の評価損などが原因としている。
監査法人2社は決算内容について、十分に適切な判断資料を入手できなかったことを理由に挙げて、意見表明を見送った。
恒大集団は21年終盤にデフォルト(債務不履行)に陥り、多くのサプライヤーや債権者への支払い、プロジェクトの完成に苦戦中。今年3月には外貨建て債務の再編案を提示し、現在はこの提案への債権者の支持獲得に向けた取り組みを進めている。
香港株式市場で、恒大集団の株式は22年3月21日以降売買停止となっており、同社によると今回の決算発表後も状況は変わらない見通し。売買停止が18カ月続くと、上場廃止の恐れが出てくる。
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