米ＥＶのフィスカー、インドで第4四半期にＳＵＶを限定販売

［１７日　ロイター］ - 米電気自動車（ＥＶ）新興企業フィスカーは１７日、インド市場向けに電動ＳＵＶ（スポーツタイプ多目的車）を１００台限定で生産し、第４・四半期に納車を開始すると明らかにした。

昨年９月時点で同社は、インドでＳＵＶ「オーシャン」の販売を２０２３年７月までに開始し、数年後に現地生産を始めると発表していた。

同社の最新見通しでは、インド向けの「フィスカー・オーシャン・エクストリーム・ビジャン」の最終チェックが完了するのが９月末までで、価格は欧州市場に合わせるという。

フィスカー・オーシャン・エクストリームの価格はドイツでは税抜き６万９９５０ユーロ（７万８５８８．８３ドル）。これは約６４５万ルピーに相当する。同車の米国での価格は３万７４９９ドルから。

インドで毎年販売される自動車３００万台のうちＥＶが占める割合はわずか１％にとどまる。政府はこの割合を２０３０年までに３０％に引き上げたい意向。このため消費者に対する優遇税制措置など、幾つかのインセンティブを導入している。