- 2023/07/18 掲載
午後3時のドルは138円半ば、米金利につられ上値重い
ドルは朝方、実需の買いで一時138.92円まで上昇した。その後はやや軟調な地合いが継続したが、先週にみられたような一方的なドル売り/円買いは限定的だった。一方、米金利の頭打ち感が目立つ中でドルの上値を試す動きもみられなかった。市場では「(ドルの)戻り売りは一巡したが、上値を買い上げていく材料はない」(外為どっとコム総研の上席研究員・神田卓也氏)との声が聞かれた。
来週は日米欧で中銀イベントを控えていることから、積極的な売買は手掛けにくいとの見方もあった。
来週の中銀イベントでは、米連邦公開市場委員会(FOMC)での25bp(ベーシスポイント)の利上げが織り込まれる一方で、日銀会合への注目度が一段と高まっているとの意見が多数聞かれた。前述の神田氏は日銀会合について、サプライズ修正の可能性は低いとしつつも、「仮に修正があれば14日に付けた137.24円を割り込み、円高が進むのではないか」と予想する。
ユーロ/ドルは1.1248ドル付近でじり高。ユーロ/ドルについては、「8カ月ほど狭いレンジで推移してきたが、先週上振れてきており、欧米の金融政策動向によってはまだユーロ高/ドル安方向に動く可能性がある」(国内証券のチーフ・FXコンサルタント)との意見が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 138.43/45 1.1248/52 155.74/78
午前9時現在 138.70/72 1.1236/40 155.87/91
NY午後5時 138.72/74 1.1234/38 155.86/90
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