三菱ＵＦＪとモルガンＳ、外為トレーディングと機関投資家向け日本株ビジネスで提携

［東京　１８日　ロイター］ - 三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループは１８日、米モルガン・スタンレーとの提携関係について、新たに外国為替のトレーディング業務と機関投資家向け日本株ビジネスで提携すると発表した。

三菱ＵＦＪは２００８年、モルガン・スタンレーに出資。これまでグローバルな投資銀行業務や日本での合弁証券会社などの分野で協力してきた。新たな提携は２０２４年前半の業務開始を目指している。

外為トレーディングでは、三菱ＵＦＪ銀行がモルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券を通じて、モルガン・スタンレーの外為取引プラットフォームを活用することなどを想定している。機関投資家向け日本株ビジネスでは、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券とモルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券の機関投資家向け日本株のセールス業務、リサーチ業務などをモルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券に機能統合する。

ジョイントベンチャー（ＪＶ）２社合算で日本でトップの証券会社を目指すとしており、２社合算の業績開示も行っていく予定にしている。